「Study Hacks!」
Study Hack
最初にまとめ
表紙にあるような錚々たるメンバーが、ビジネススキルを取得する方法披露してくれる本。 内容としては、 * 実際に仕事で使うスキル * 教養の話 * 本当に「勉強の方法」 などなどと、いくつかの分野にまたがっているような印象を受けたけど、Xxxx Hack系の本って、悪く言うとそうやって「とりとめのない良いものの集まり」みたいな本が多いと思うので、コレはコレで良くて、さらに内容を勉強したい場合はそれぞれを別の書籍で深堀りしていけば良いかなと思う。
なので、覚書としても自分に刺さる部分しか記しませんのであしからず。また、本書内で「○○の可能性もある」、と表現されているものを、僕が気に入ったあまり断定的に書いている場合もあります。
菅原道仁(脳科学者)
秋元雄史(練馬区立美術館館長)
- アートはスポーツと似ている
- 直感や感性を磨ける
- 「食い散らかす」感覚でアートに触れることをおすすめ
アートとか、クラシックとかって格式高くて理解できないととつまらないし恥ずかしいし、手が出しにくいとかって思いがちだけど、「食い散らかす」って良い表現だとおもいました。
山口真由(信州大学特任准教授)
- 学ぶべき内容が詳細にカバーされた網羅性が高い1冊の本を7回読むことで記憶に定着させる
- 最初はキーワードで全体像をつかみ、徐々に深く読み、7回目には予想しながら読むみたいな感じ
- 生活習慣もなるべく固定し、ルーティン化する
1を聞いて0.5を知ると言われている自分にとって刺さりました。あるいは同じテーマについての本を7冊読む、も良いかもですね。 1つのことを別の角度から説明されると輪郭が捉えやすくなるということも言えると思います。
中島輝(心理カウンセラー)
- 自己肯定感は意識的に作り出すべき
- 未来からみた「いまという過去」を肯定的にとらえることが、ネガティブな思い込むから抜け出す即効性のある方法
- リフレーミング:過去の失敗があったからこそ、次の行動の糧にできると、考え方の枠組みを変えてしまう
- 否定後は相手に失敗をイメージさせ、不安や怖れを抱かせてしまうので使わない!
否定後たくさん言ってしまうときがあります。周囲のみなさん、もうしません。お互い高め合いましょう。 偶然この人の本を図書館で予約してたのでのちほどまた勉強します。
美崎栄一郎(商品開発コンサルタント)
- すぐ人の意見に同調しない これって自分には姿勢としては身についている気するのですけど、実践するのって難しいんですよね。同調しない場合にはなにかの根拠や対案が必要なのと、それが理由なき反抗みたいにならず、未来に対して良いものを作るための意見でなければいけない。それを瞬時に発見して、うまく説明するのとか。
この方も、全体的に自分にしっくりくる内容が多かったし、または「それわかっているけどできないんす!」って内容が多かったので、また別途本を借りて深堀りします。
佐々木常夫(代表取締役)
佐々木さんの本は何冊か読んでいて前から存じていたこともある上、最後に出てくるので真打ち登場的な雰囲気。
- なにもやらないのが一番の損
これだけにしておきます。
「こどもの「やりたい」を引き出すコーチング」
「こどもの「やりたい」を引き出すコーチング」
最初にまとめ
何ヶ月かに1回は読むことが自分の中で義務化されている教育系とコーチング系の本。
コーチングのプロが、自身の子育ての経験を通しつつ、子どもへの接し方のヒントをくれる本。自分自身の経験とも相まって勉強になったし楽しかったです。
コーチングとは
3つの原則
- 双方向である
- 個別的に、相手に合わせた関わりをする
- 継続して関わる
代表的なスキル
- 聞く
- 質問する
- 承認する
- リクエストする
PART1 子供をうけとめる
1 - 聞く
相手が「聞かれた」と思う聞き方
- 最初から最後まで聞く
- 相手の言わんとしていることをそのとおりに理解しようとする
- 自分のやっていることをやめ、自分の予測や価値判断を横において、聞く
- 忠告も、否定も、解決も、いらない
2 - 見る
エンジェルアイ・相手を無条件に受け入れる眼差し
3 - ペーシング
相手にペースをあわせること。 相手の言うことや気持ちを受け止める。自分の忍耐力と思いやりを総動員してしっかり受け止める。
- 相手の言葉を繰り返し、気持ちを受け止める
- 相手の大切にしている世界や価値観を尊重する
このペーシングという単語は、そのままの意味なんだけど、とても耳に残りやすいなと。 結局、PART1は(もしくはこの本全体についても)この言葉がすべてなんじゃないかと思う。
PART2 子どもに働きかけるスキル
1 - 質問する
コーチは質問のプロ。
オープンクエスチョンのほうが相手に働きかけることができる
「宿題やった?」
「宿題どう?」
の違い。5W1Hで聞かれれば、「言われなくてもやるよ!」という返事にならない。
でも、「なぜ」は使い方に注意。問い詰めることにならないように
一般的に質問には2種類ある。それをしっかり認識しながら使い分ける
- 相手に自由に考えてもらうための質問(=相手を動かすための質問?)
- 自分が知りたい情報を集めるための質問
2+3 - アクノレッジする
Acknowledgeとは、その人がそこにいることに自分は気づいている、ということを相手に伝えてあげること。
相手を承認することは3種類のスキルがある
- 結果承認
- テストやスポーツの結果を褒める
- 行為承認
- 努力やプロセスを褒める
- 存在承認
- 笑顔を向けること、話を聞くこと、子供の存在を喜ぶこと
例)
- 子どもの好きなものを一緒に食べ、子供の世界を一緒に味わうのも承認
- 子どもなりの「ボケ」をちゃんと拾って「ツッコミ」をいれてあげるのも承認
世の中には2種類の人がいて、他人に承認されたい人と、他の人を承認しようと思って生きている人。前者がとても多いけど、後者になれる人はとても素敵だし、そういう社会は良い社会ですね。
4 - リクエストする
「不満は聞かないけど、リクエストなら答えられるよ」
PART3 視点を増やすスキル
1 - コミュニケーションのタイプを知る
冒頭の「コーチングとは、個別的に関わることである」についてだが、十人十色どころか無限にある相手の性格に対してどのように関わるか。ここでは大きく4つのタイプに分けて考える
- コントローラー
- 自己主張多め、感情表現少なめ
- 独断的、目標達成意識が高い、人間関係よりも課題をこなす、結論を急ぐ、他人を責める
- プロモーター
- 自己主張多め、感情表現多め
- アイデア豊富、細かいことは気にしない、熱しやすく冷めやすい、楽しいことが大好き、褒められて伸びる、よく話す
- サポーター
- 自己主張少なめ、感情表現多め
- 人を助けるのが好き。穏やか。何かを決めるのに時間がかかる。目標達成意識が低め、気配り、争いを避ける
- アナライザー
- 自己主張少なめ、感情表現少なめ
- 計画を建てるのが好き、冷静な印象、失敗や間違いが嫌い、慎重に人と関わる。大人数は苦手、傍観者になりがち
上記は、タイプ分けしてレッテルを貼るのが目的ではなく、他人の傾向を理解して、相手に合わせて行動するためのものである。
以前受けた某コミュニケーション研修では、それぞれドライバー、エクスクレッシブ、エミアブル、アナライザーという名前だったが、内容は全く同じと見て良さそう。その時には4象限だけでなく、更にそれぞれ2分割して、8個に分けて話されていた。ドラ+ドラ、ドラ+エク、エク+エミ、、、などと。
レッテルを貼るとなんとなく気持ちよくなってしまうんだけど、そんなことは意味がないどころか、勘違いして失敗しまう場合があるので要注意ですね。
2 - 優位感覚を知る
他方、人がどの感覚を通して物事を認識しているかについても4つの傾向があるとのこと
- 聴覚系
- 本を読むより話を聞く
- 人の言葉や声の調子に反応しやすい
- 騒音を嫌い、静かな環境が好き
- 言語感覚系
- 思考することがすき
- 意味が通るかを重視
- アウトプットする機会が動機になりやすい
- 触覚系
- ものを作るのが好き
- 説明書の前にいじってみる
- 視覚系
- メモが好きで、図やイラストも使う
- 口頭の指示よりも書面を好む
- 人の表情や身振りに注目
子どもにはどの方法を使ってアプローチするのが良いか、タイプを見極めるのがよいと。
では自分の子供はどうだろうかと考えてみると、とても難しい。全部当てはまるような気がする。完全素人な推測だけど、子どもって自分の感覚をそれぞれ試している段階なので、どれかに分けられるものでもなさそうな気もする。もちろん人による。
3 - 意識して視点を動かす
- ディソシエイト
- 客観的に見る
- アソシエイト
- 主観的に見る
鳥の目、蟻の目ってやつかね。
4 - 宝物を見つける
「今の子ども」を味わう
という章にかかれている内容は本当に、子どもが大きくなるに連れ、年々身にしみてきます。
子どもはあっという間に大きくなってしまうから。。。日々、いろんなことができるようになったら嬉しいし、色んな話ができるようになるのも、一緒に高度な遊びができるのもとても楽しいんだけど、3歳くらいのかわいさはもう戻ってこないのかなどと感傷的になることもあります。
言い間違いなんて本当にかわいくて、自分はevernoteにずっと記録しているんだけど、今でもたまに読み返して笑っています。
また数年後には、あの頃もかわいかったなと今頃のことを思い出すので、まさに今のこども味わうことを忘れずにいたい。
PART4 自分の内側に力強さが生まれるスキル
1 - 「軸」を持って関わる
子育てをする上で何を「軸」とするのか。
この章でも軸という言葉をあえて言語化している。
日々、自分はどういう目的を持ってその人と関わるのか
- 子どもを常に○○するのが自分の役割だ。
- 子どもに○○な人と思われたい。○○な人とは思われたくない。
- 自分が憧れる父親像は○○で。それはいつも彼が○○しているからである。
- 私の親としての軸は○○である。
ここは、上記のペーシングと並んで、本書のもっとも本質的な問いかけのように思う。
2 - 二分化について理解し、二分化から自由になる
二分化、あるいは二極化とはどういうことか。
このタイトルを読んで真っ先に仏教の「中道」を思い出しました。ある意味、自分が最も大事にしている言葉でもある。
仏教の実践についての基本的な考えで、対立または矛盾しあう両極端の立場を離れ、両極端のどれにも偏らない中正な立場を貫くこと。
3 - 思い切って、一体感を味わう
この章はもう本書のテーマと関係ないかも、と思ったけど、自分も子育てを通して、見ず知らずの人にとても感謝した経験について、どこかに書き残したいと思ったのでここに。
- 電車で子どもを膝の上に乗せて座席に座っていたときに子どもがグズり始めたんだけど、目の前に偶然若い女の子、多分18か19くらい、がいて、僕と子どもに背中を向けている状態で立っていた。ゲーセンで取ったのか、ぬいぐるみを手に持って背中側で持っていたのだけど、子どもがそれに反応した事に気づいて、数秒おきに何度も何度も、後ろを向いてそのぬいぐるみをプイっと向けてくれて子どもをあやしてくれた。どうもありがとう。助かったし、子どももとても嬉しそうだった。あなたにたくさんの幸せが訪れますように、と心から思いました。その場でお礼をしたらもう止めてしまうのでは、と要らぬ心配をした僕は、敢えてそっぽを向いて気づかないふりをしました。多分あなたなら、それでも続けてくれていたでしょうけど。
- これまた電車内でぐずって大きな泣き声を上げたときなんだけど、スマホでゲーム?をしていた太っちょの若い男が何やら叫んで、多分子どもや僕たち両親に文句を言いながら隣の車両に言く、ということがありました。その直後、すぐ近くの席に座っていた初老の女性が、おそらく気遣ってくれて、でも何事もなかったかのように子どもあやしてくれて、僕たちの味方であることを示してくれました。とても救われました。どうもありがとうございました。
- 吉祥寺のちょっと人気のあるレストランで、まだ小さかった子どもを抱えて入ろうとしたら、店内に案内された時に思ったより店内が狭く感じて、「あ、ちょっと他の人に迷惑かけちゃいそうなのでまたにします、、、」と言ったら、シェフ?らしき初老の男性が「いいんだよ、うちはそんな気遣うような店じゃないんだから、ほら、どこでも好きな席選んでいいから!」といって、テラスの一番良い席を選ばせてくれました。なんというかっこいい男性だろうと思いました。どうもありがとうございました。
4 - 事実を伝える、そして味方でいる
事実を言って子どもを正そうとするとき、つい責めるような言い方になってしまい、子どもから見ると、立ちはだかる「壁」のように見えてしまうようなことは避けなければならない。
- 目に見える事実
- それを見た自分の中に起こった事実
を分けて、客観的に伝える。それを、子どもが聞きやすいように、子ども目線で(時におもしろおかしく)伝え、子ども自身で確認できるように伝えないといけない。
自分にとって本書の3番目に刺さったところである。僕も子どもに対して壁化してしまう。
5 - すべての感情を味わうと決める
そうですね。子育てって結局そういうことなんだと思います。そして、それはすごく難しくて苦しくて、忍耐が必要なのですよね。
PART5 子どもから学ぶ
子どもは、今ここで何を選ぶのか、何に価値を置くのかを、親に問うて来る
本当に、そうです。自分の論理によって合理的に考えれば一択なんだけど、その論理自体が子育てとして正しいのかと言われると揺らいでしまうような困難な問いかけばかり。
もともとコーチとクライアントというのはお互いがお互いの学びを促進していく関係
なるほど、そうなんですね。子どもからは学ぶことばかりです。
以上、いろいろ思い出させてくれるよい本でした。
「働く人のためのアドラー心理学」
働く人のためのアドラー心理学
読みました。
最初にまとめる
アドラー心理学の本質をシンプルにまとめた上で、ストレスにさらされる働く人がどのような行動すべきか習慣を示すという本で、読みやすく良い本だったと思います。
☆☆☆☆★
以下、まとめ。
アドラー心理学の基本
自己決定性
- どんな状況であっても、どんな能力が劣っていても、それだけで人生はきまらない。その後の人生をどうするかは自分で決めることができる
劣等性+劣等感+生育環境
↓
自己決定性
↓
建設的な対応 or 非建設的な対応
これはとても勇気が湧いてくる言葉ですね。タイタニックでそんなこと言っているシーンがあったなと思い出して検索してみたが、思ってたほど近いこと言ってなかった。思い出補正は怖い。
人生は贈り物。ムダにはしたくない。
どんなカードが配られても、それも人生。
毎日を大切に。今を大切に
目的論
-
人は、原因があるから行動するのではなく、目的があるから行動する
ストレスが原因で会社に行きたくないのではなく、会社に行きたくないという目的があるから具合が悪くなる
-
原因を探っても過去に戻ることはできない。過去は問わない。他人のせいにしない。自分が未来に向けて、今から何ができるか
これまた勇気が湧く考え方。過去にどんな失敗をしてもそれとは関係なく、未来を良いものにできるはずだと。
一方で、とっても厳しい。会社に行きたくないから具合が悪くなるというのは、もちろん正しい場合もあるだろう。でも本当にストレスで心身を壊している場合も多くあり、そんなときでもこんな事が言えるのだろうか。無意識レベルで、ということも含めるのであれば、そう言えるような気もする。
全体論
-
人間を部分に分けることはできず、全体から捉えなければならない
-
意識と無意識、理性と感情、心と身体など
タバコが体に悪いとわかっちゃいるけどやめられない=やめたくない
これも厳しいと感じてしまう考え方だけど、結構しっくり来る。
認知論
人間はそれぞれ自分独自のものの見方、考え方(心のメガネ)を通して現実にふれ、意味づけ、行動している
現実、出来事、経験
↓
意味づけ・解釈
↓
行動、感情、判断
対人関係論
人間の行動には必ず「相手役」がいる
相手によって行動が変わる。
習慣を変えれば状況は変わる
- 性格は思考・感情に加えて、癖・習慣、行動の積み重ねによってできている。つまり性格とはライフスタイルのことであり、変えられるものである
- 癖・習慣は、以前の体験から「そうしたほうが良い」と判断した結果なので変えるのは難しい場合はある
- もしいま仕事や人間関係で「もう疲れた・・・」と肩をおとしボロボロになっているとしたら、まずは癖や習慣を変えてみる
これはもう、過去に読んだ名将・野村克也氏の言葉しか思い出せなかったけど、調べてみると別の人の言葉なんですね。しかもいろいろと細かいバリエーションがありそう
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる
ウィリアム・ジェームズ
以上、アドラー心理学の基本を踏まえた上で、本書で推奨する「習慣」である。後半は必ずしもアドラー心理学と直接関係があることだけではないと感じたが、どうだろう。
習慣1「ありのままの自分」を受け入れる
自己受容
- 自分のだめな部分も、過去の自分も含め受け入れる。自分にイエスと言う。自己決定性につながる考え方
いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗でもない。我々はトラウマに苦しむのではなく、経験の中から目的に合うもの見つけ出す。経験の与える意味によって、自らを決定している。
- 過去の経験を良いとか悪いとか判断せずに、これからの自分にとって良いものにする
- 自尊心を保ち、自分の品位を下げない行動をする。
何歳になっても自己受容は難しい。でも前述の自己決定性や目的論の発展と考えれば自然と頭に入ってくる。
あと、自分の品位を下げないという言葉もとてもなにか心に大きく訴えかけてくるものがある。ジョジョの1部か3部か5部あたりで似たようなセリフがあった気がする。あるいはクリストファー・ノーランのバットマンシリーズとかだったかな。
習慣2 自分を知る
- 強みに目を向ける
- 短所を長所に言い換える
- 本当の自分の気持ちを知る
習慣3 失敗や欠点を糧にする
アドラーは身体的な劣等感・劣等性をもっていたが、それをハンディキャップとせず、むしろそれを生かしてアドラー心理学を作り出した
人は目標を持つ限り劣等感をもつ
習慣4 負の感情とうまく付き合う
- 感情はあるきっかけによって作り出され、特定の相手に対して、なんらかの目的を持って使われる
- 感情はコントロールできる
- 感情は自分のパートナーである
- 遅刻した相手が部下なら「怒り」、上司なら怒らずに言う。→相手に時間を守らせるために、感情を選択している
- 自分が不機嫌でいるのは「誰かを拒むための良い手段」だったりする。それなら「自分は何が目的で不機嫌でいるのだろう」と考えてみる。
- こんなとき○○ならどうするだろうと考えてみる
これはアンガーマネージメントをする際に重要な考え方になりそう。
習慣5 建設的に考える
アドラー心理学では、良い・悪いとか正しい・間違っているよりも、建設的・非建設的という判断軸を大事にしている
- 建設的に考え、自分にできることをする
- 過去の失敗を無理やり今の自分の現実につなげて考えているのは自分自身
- 「最悪の事態はおこらない」と開き直ってしまう。そして建設的なモードに戻す
- 人間のやることに対して「なぜ」と問うのは避ける。自分も言われたら追い詰められているようでいやでしょ?
- Even if: たとえ困難な状況にあっても、自分にできることがあるはず
本書を読む上で個人的に一番実践したい(できてない)と思ったところがここかもしれない。
習慣6 大局から見る
- そもそも論で考える
- 本質的な問題と小さな問題をはっきり見極める
- 小さな問題を考えすぎない。
- 本質的な問題は、自分や家族の人生や命に影響を及ぼすことだけとも言える。
そうよね、これは本当にその通りなんだけど、本当に困難に直面すると、この視点に気付けなくなってしまったり、判断力がなくなって、大局から見ても局所だけ気になるみたいになってしまうことがあるのは要注意かなと。
習慣7 共感する
対人関係のすべては相手のことを見ていないために起きる
共感とは、相手の目で見、相手の耳出来き、相手の心で感じること
- 心のメガネをかけかえる
- 心のメガネの違いを知る:同じ物事に対する見方・考え方はどこが違うのか
- 相手の心のメガネをかけてみる:相手の見方・考え方を理解してから、もう一度同じ物事を考える
習慣8 勇気をもつ
- 困難は乗り越えられる、と信じる
- 勇気は、建設的な人生を歩むのに欠かせない力
- 誰かを勇気づける
- 勇気づけとは、相手がより強く、自分を信じることができるようにすること
- 相手を信頼し、相手の中によいものを見つけることができる人が「勇気づけができる人」
- 「変えられないものを受け入れる勇気」
- 「変えられるものを変える勇気」
僕はアドラー心理学は「嫌われる勇気」から入ったので、タイトルを見た瞬間にまあそうくるよね、と思ったのでした。結局は勇気です。勇気を出すだけだ!と言われるだけでも、僕の場合はなんとなく勇気が湧いてくる気がする。
あと最後のところは宇多田ヒカルのwait & seeの歌詞を思い出した。
変えられないものを受け入れる力を
そして受け入れないものを変える力をちょうだいよ
こちらも改めてみると少しニュアンス違うんだけど、たった17年しか生きてない人間がこんな事が思いつくかね。恐るべき17歳。。。
以上。
My Book of the year 2019
今年も一年が終わろうとしています。
毎年毎年あっという間に終わってしまいますね。。。
ということで今年も読んだ本の棚卸。
あまりきれいにまとめてなく、散文的にきになったことばかり書きます。
ビジネス系
PIXAR 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話
ピクサーがトイストーリーを何とか世に生み出し、IPOに至るまでの苦悩が、財務責任者の立場から語られている一冊。前作と同様ストーリー的なのでとても読みやすい。
ただ、前作のほうが開発の現場に近い話で面白かったなと。
↓これ
ピクサー流 創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法
- 作者:エイミー・ワラス エド・キャットムル
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/10/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
アフターデジタル
中国の最先端企業の動きが把握できる一冊。
デジタルとリアルを分けて考えるのはもう古くて、デジタルとリアルを飲み込んでいる世界をアフターデジタルと呼んでいる。
こういった考えをもとに、中国では圧倒的なスピードでデジタル化が進んでいて、(少なくても一部の分野においては)日本などとっくに置いて行かれていることがわかり、危機感すら覚える。
破天荒フェニックス
オンデーズ社長の再生物語。破天荒というより、ノリや勢いですべてやってしまう超ポジティブ人間という感じで、物語として面白かった。
まるでドラマの24でも見ているような気分になるほど、危機の連続で、また?と思ってしまったが真実なんだから仕方ない笑。
amazon 世界最先端の戦略がわかる
マイクロソフト日本法人社長を務めた成毛氏がamazonを解説する。
文章が平易ですぐに読めるのがよい。
amazonは帝国という表現がぴったりで、もうamazonもベゾスも怖いとしか思えなくなってくる。
サブスクリプション
世界中の大企業がこぞって取り入れているサブスクリプションビジネスとは何かを解説してくれる。 製品中心から顧客中心へ、それこそがサブスクの根本にあるマインドセット。Eコマースvsリアル店舗という二分法は間違い、という点は上記のアフターデジタルと同じ内容が語られている。正しくは、「顧客から発想するビジネス」vs「製品から発想するビジネス」。アドビとかコマツとか、一見サブスクに向いていない企業でもやっている。もはやサブスクをやらない会社は生きていけないんだろうな。。
教育系
今年もたくさん読みました。少しでも身についていることを願う、、、
頭のいい子にする最高の育て方
筆者が自分の子育てをするにあたって論文を読み漁ったことをまとめたという本。親が知って実践するべき内容が書かれている。子供が5歳になるまで、と書かれているが、もっと大きな子供でも十分に参考になる内容。
* 子供はメタ認知が苦手で、親の評価=子供の自己評価になるので、ほめたところが伸びる。
* 子供の質問に即答してはいけない。結果や現象を説明してあげることが考えさせる
* 怒るという行為はギャンブルと同じではまりやすい。くせになり、エスカレートしてしまう。
世界標準の子育て
子育ての90%は自信を育てられるかにかかっている。
子供の教育に関して親が知っておくべき内容を広く網羅していて、時間のない人はこの本だけ読んでおけば子育てに関して十分かもしれない。
- 過干渉は子供からやる気を奪い、自信を減退させる
- 自分の意志で挑戦したことを褒められるたびに自信が大きくなる
- ありのままに子供を受け入れる→自分を肯定的に捉えられる→チャレンジ精神につながる
- あきらめない・チャレンジを恐れない=勉強ができる子になる
- 勉強で獲得した自信は脆い。よりレベルが高い人がいるから。→子供の興味のあることを深堀りして得意を増やす。特技になるまで。
サッカーで子どもがみるみる変わる7つの目標
サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法少女
少年サッカーは9割親で決まる
伸ばしたいなら離れなさい
子供にサッカーを教えるために本を読み漁ったが、サッカーでない教育本も含め、基本的に同じようなことが書かれている。
- サッカーを楽しむのがすべて。=自発的なエネルギー
- 叱ると話をきかなくなる
- 子供を尊重し、対話する
- チャレンジさせる「どんどん失敗しよう!」という声掛け
2年生まではトーキックでもよい
生き方について
次の時代を、先に生きる。
資本主義の道を頑張って進むのをやめて、もっと質的な幸福を目指そうという点が論旨。
半農半xの考え方はすごく刺さったし、自分もいつか、なんて思ったが、企業の税金の話とかアベノミクスの話とかちょっと話が散らかってしまっているのが残念。
社会系
お金の流れで読む日本と世界の未来
外国人からみた 客観的な日本への評価として読む価値がある。結構辛辣というか、厳しい現実を突きつけられるが、まあそうだよねと納得する気持ちのほうが大きい。
今の子供世代は本気で日本から脱出することを考えたほうが良い。ですと。まあね。
日本人の勝算
人口減少中の日本をいかに再興するかという本で、本質的に論じているのは生産性と、それを上げるための最低賃金上昇という内容。
生産性の向上のことを考える時に、日本的な仕事の仕方や思考体系が問題で、そこをかえるべきという考えになりがちだが、最低賃金の増加とか、法律や制度から変えられるところがあるということを知った、
FACT FULNESS
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
今年かなり話題になった一冊。
世界は常によくなっていて、自分たちが昔学校などで習った社会問題などはすでに古く事実とは異なることがある。だから想像や過去の理解は最新のデータをもとにに新しいものにアップデートしなければならない。
サッカー戦術本
昨今のサッカー戦術の進化に伴って本やネット上に専門的な分析が転がっていて学ぶことができるのはとてもうれしい限りです。今年も何冊が読みました。
アナリシスアイ
サッカーブログで有名ならいかーるとさんの著書。
サッカーの試合の分析する点を体系的に学ぶことができ、後半はそれをもとに実際の試合の分析を読むことができる。自分のように分析できない人にとっては、前者と後者を結びつけるのが本当に難しい。理論は理解できても解析としてその理論を利用するのが難しいんですね、、、たぶん本を読むだけではダメなんだよね。もっとじっくり時間をかけて、ビデオを何度も止めて戻して解析して、アウトプットする。それを何度もやっていると本物の知識としてたまって、リアルタイムに解析できるようになるんだと思う。
欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべて
ポジショナルプレーをしっかり学びたくて読んだのだが、いまいちこの本のターゲットがよくわからなくて気持ちよくなれなかった。日本の〇〇選手が所属する、みたいな修飾は、この本のテーマに興味がある人には不要であり、「個人より組織としての動きを学びたい」という点において最も遠いターゲットとも言えるのかも。もっとシンプルな言葉で、なんなら箇条書きでまとめてくれたらうれしかった。
この本の中ではゴールシーンなどを文章で解説してくれるのだけど、それをグラフなどなくして理解させるのはちょっと無理があるのかな。何秒毎かの図だったりアニメーションを使って動的に解説してほしい。後半の戦術的ピリオダイゼーションの話とかもあって面白かった。
美術系
たゆたえども沈まず
西洋美術やゴッホへの興味を爆発させるゴッホ兄弟の物語。原田マハ好きだわー。
読んでいると、知っている絵やエピソードがでてきて、どこまでが史実か知りたくなって調べるという読み方になり、より一層絵画や画家についての理解が進む。
しかもこの本を読んでいるときにゴッホ展が開催されるという超ラッキーなタイミングだった。当然見に行ったし、かなり楽しめた。
西洋美術といえば、以下もよかった。個々の画家を掘り下げるだけでなく、画家同士のつながりとかもわかるし、年表とともに流れとしての西洋美術、地図による地域という観点からの解説が楽しめる。
小説系
砂の女
何年かぶりに読み直した。
絶望と、その中にあるかすかな希望。それこそが人生なのかもしれない。
自分が知っている安部公房の中で最も読みやすく、テーマに迫れている気がする。
Book of the year 2018
また12月がやってきたので、今年読んだ本を棚卸し。
今年はW杯とNetflixに時間を奪われてあまり本を読めなかったが、見返してみると意外と小説が多かったな。
ビジネス部門
好きなことだけで生きていく。
この本はホリエモンの超合理主義的な考えではない部分を見ることができる。結構ポジティブにアドバイスをくれるのだ。
公演などで質問の質が悪いとくだらないなどと厳しい口調でダメ出しするらしいが、その一方で、そう言われることにめげてはいけない、出る杭になれと助言する。
親はなにかに熱中する子供を決して止めてはいけない。熱中ほど価値のあるものはない。その体験が自信となる、などという子育て中の親からするとまさに金言。
革命のファンファーレ
お騒がせ芸人がどんなこと主張してるのかなと思って読んでみたが、意外とまともなこと言ってた。
野心的でやりたいことやって周囲に乱流を作る感じがホリエモンっぽい。出発地点が芸人だったというところが色眼鏡で見られてしまうのかも。
1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル 時給思考
自分でやるべきことをしっかり絞って無駄なことに貴重な時間を使ってはいけないという内容。
時給という切り口から論じるのはあまりピンとこなかったけど。
kindle版を読んだのだけど、この本の特筆すべきは、すべてのページで重要な内容・主張が赤や青のフォントで書かれているために、斜め読みがとても捗るところ。これすべての本でやってほしい。
溶けるデザイン
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モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)
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団塊の世代やバブルの世代などは達成感や快楽というものがモチベーションだったが、現世代は意味合い、人間関係、没頭というのが重視される。
新しいサービスやイノベーションは一人の人間の偏愛によって生まれる。仕事と遊びの境目がなくなり、公私混同になる。効率という意味ではやらないほうがよいかもしれない、でも私はどうしてもやりたい、という強烈な嗜好性こそが新しいものを生み出す。
人間関係という意味では、もっと相手を信頼する事が必要。いちいち疑っていたら動きが鈍くなる。例えば最近のサッカーは戦術の進化が加速し、如何に全体としてチームを信頼し効率的に動くかというのがより重要になっている。
日本人は信頼する術を知らない。日本「他人に迷惑をかけてないけない」⇔インド「誰かに迷惑をかけないと生きていけないのだから、他人の迷惑を受け入れない際」。自立とは、依存先を増やすことである。
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SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える 三笠書房 電子書籍
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シンプルなルールを作ると、目標がぶれずにスピードのある判断ができるという内容。
少ないルールで具体的で柔軟であること。
かのスティーブ・ジョブズの言葉の引用が印象的だった「シンプルであることは複雑であることより難しい。物事をシンプルにするためには必死に努力して思考をクリアにしなければならないからだ。」
未来に先回りする思考法
未来を予想するには当然難しいのだけど、過去の流れや原理を理解した上で、リソースの一部を不確実性の高いものにあえて投資することでバランスをとる。
現状をひたすら効率化するのは、目的地への近道を探すことを放棄した思考停止状態である。
自己啓発系
図太くなれる禅思考
この人の本はとても勇気づけられて好き。読むと日々を振り返る機会をくれます。
スポーツ部門
ドイツの子どもは審判なしでサッカーする
ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする 自主性・向上心・思いやりを育み、子どもが伸びるメソッド
- 作者: 中野吉之伴
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2017/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ドイツでサッカーの育成年代の指導者をしている著者の本。
ドイツの指導者には結果よりもチャレンジ精神や主体性を育てるという点が重視されていること。それをなし得る設備・環境がアマチュアの世界ですら充実していること。指導者が本質的に子供をリスペクトしていること。
日本は今のやり方では100年たっても追いつかないなと。
教育という意味でもためになる内容。
モダンサッカーの教科書
モダンサッカーの教科書 イタリア新世代コーチが教える未来のサッカー
- 作者: レナート・バルディ,片野道郎
- 出版社/メーカー: ソル・メディア
- 発売日: 2018/06/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ここ数年で一気に進んだサッカーの戦術を語るときによく使われる概念や単語を解説してくれる。こういうの読むと理解はできるんだけど、リアルタイムに状況が変化しまくる試合を見ながら解析するのは難しいんだよなぁ。
セットプレー最先端理論
サッカーの戦術の中で未だに開拓されてないと言われるセットプレーについて解説するというマニアック本。
雑学部門
今年は西洋美術史に関する本をたくさん読んだので無理やり部門を作った。
西洋美術史入門
絵画は識字率が低かった当時の大衆への伝達手段(主に宗教に関する内容)だった、そのためにスポンサーは教会や国王だった。識字率が上がると聖書が読まれるようになりプロテスタントが登場し偶像崇拝禁止が主張される。絵画は役割が変わって、静物画や風景画が描かれるようになり、市民が買うようになった、などなど。
西洋美術を楽しむ上で世界史の知識は欠かせないし、逆に美術をみると当時の世界についてわかることがたくさんある。そういう美術の見方、楽しみ方を学べる本。
今年は西洋美術史に関する本を何冊も読んだが、この本は最高の入門書だった。
美術館は結構好きなんだけど、絵を見ても理解できないことがあってもやもやしながら帰る事が多いが、これを読んで少し見方がわかった気がした。
小説部門
コンビニ人間
「私は人間である以上にコンビニ人間なんです」という名言が飛び出すエキセントリックな芥川賞受賞作品。
最初、主人公の言動を単純に楽しみながらエンタメ的に読んでしまったが、話が進むほど奥深さのようなものを感じ、最後の数ページの怒涛の展開と名言の数々に、それまでの読み方を後悔して、すぐ最初から読み直した。
AX
伊坂幸太郎の殺し屋シリーズの第三作目。・・・とは知らずに 二作目を読む前に読んでしまった。6割位よんだところで、あれこれシリーズのやつか、と気づいたのだった。。。
伊坂幸太郎は群像劇的展開と伏線回収の鬼で、広げすぎた風呂敷をしっかり回収するのはさすがとしか言えない。自分的伊坂幸太郎史上傑作の呼び声高い。
それなのに二作目を飛ばしてしまうとは、、、
マリアビートル
ということで悔しかったのですぐに二作目を読んだのだった。このシリーズは本当に面白い。いつか三部作を最初から読もう。
ジェノサイド
イラクで戦うアメリカ人傭兵と日本で薬学を専攻する大学院生。二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは何か。
物語は群像劇的な展開で、イラクにいる傭兵、ホワイトハウス近辺、日本の大学院生などいろんな立場が描かれる。群像劇好きなので楽しめた。物語の中に事実をベースとした軍事・動物・民族問題・紛争などなど、様々なエピソードが盛り込まれていて、それも勉強になった。展開も早くて読みやすかった
天地明察
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: 文庫
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日本最初の暦を作った囲碁棋士兼天文暦学者のお話。下巻の途中まで、この調子で暦を作れるのかと心配になるような展開だったが・・・。映画版もみてみたい
その他
デザインが楽しい! 地図の本
世界各国中の楽しい地図ばかりを集めた一冊。地図好き、デザイン好きからすると最高に楽しい本。いつまでも見ていられる。 こんなに楽しい地図で、行ったことある街を見ていたら、時間を忘れていつまでも見入ってしまった。
ミドリフグ飼ってみた - 3回めの挑戦
ということで3回目の挑戦です。
2回目はこちら。まさかの同日に2エントリー。
前回の失敗を振り返ると以下。
1. 暑さ対策
こちらを購入 。専用のファンよりも安価
AC Infinity MULTIFAN S1 静音 80mm USB 冷却ファン 受信機 DVR プレイステーション Xbox パソコン キャビネット 冷却 デュアルバージョン
- 出版社/メーカー: AC Infinity
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2. 焦る気持ちを抑えて、まずは1匹から
2018/09/07 2回めを全滅させてしまってから4日しかってないが、もうモヤモヤとフグへの申し訳無さとある種のプライド?のようなが高じて、お店にいろんな話を聞きに行くしかなかった。そこで、今回だめだったらもう諦めようという強い決意を持って、3回目の挑戦をすることにした。
今回は1匹だけ迎える。お店の人に色々相談して、比較的大きくて元気のありそうな子をいただくことに。
翌日から数日置きに水質検査する。アンモニアや亜硝酸が検出されることもあったが、正常値以下で、今度こそバクテリアは安定している。良かった。
ちなみに今回の子は上下運動が激しく、体調が悪いのかと心配になったが、どうやら水槽内の水流と関係があるようで、フィルターを止めると上下運動もやめるような傾向がある。
それから1ヶ月以上全く問題なく、元気に暮らしている。そろそろあと2匹を迎えに行こうかと考えている。
あと、外掛けフィルターは低音が響き、部屋の中に反響するので、騒音がすくない底面フィルターに変えようとしている。現在、下記を購入して併用中。3匹体制になって安定したら底面のみにしようかと思っている。
ちなみにこの底面フィルターは、GEX グラステリアスリム450には高さがありすぎて動作しないので、パイプを半分くらいに切って上げる必要があった。
ということで、1ヶ月半ほどしてようやく軌道に乗り始めました。今ではシジミをあげたり、フグとの生活を楽しんでいます。
どなたかのお役に立てれば。
ミドリフグ飼ってみた - 2回めの挑戦
これまでのいきさつはこちら。
ということで、8/26に最初の3匹は全滅してしまいました。そして、そのたった2日後の8/28にまた3匹を迎えることになりました。たった2日後というのは、節操がないというか、ちょっと早すぎるかなという気もしたが、しかし、その1週間前からいろいろこれまでの経緯を確認し、バクテリアもさすがに育っただろうという考えがあった。
あとそれ以外にも、念の為とった対策は以下:
1. 乾燥クリルはフグが食べる際に餌が細かくちぎれて水槽中に舞い散るので、水の汚れを助長するのではないかと考え、分散しにくい乾燥アカムシを準備する。
2. フンを手で取り除くのも水質維持にはやったほうが良いという記事を読み、以下を使って取り除くようにした。
3. テレビの光や部屋の明かりがストレスになることもあるというような記事を読み、夜の時間になったら布をかぶせるようにした。
4. 塩分濃度をお店と完全に合わせた
1.0.10程度の濃度だったが、お店に合わせて1.008にした。
5. 水交換時はプロホースで
これまでは普通のタイプだったけど、これは底面の砂を直接洗えるということで先人たちのブログなど読むとかなり絶賛されている代物。
という対策を踏まえ、、、2回め。
2018/08/28 新たに3匹迎える。
また3匹にしちゃったけど。今回こそうまくやるんだ、という強い意志を持って。
しかし、家について水合わせを開始する前から、1匹すでに元気がないことに気づく。えぇぇぇ。。
2018/08/29 水質検査OK
2018/08/30 水質検査したところ、アンモニアと硝酸塩がでた。0.25mg/Lくらい。
直ちに危険ではないが長期的には有害というレベル。あれれ。。2L水交換
2018/09/02 元気のない1匹がそのまま昇天、、、初日からほとんど餌を食べず、これはこれは運が悪いということじゃないかと、、、
2018/09/03 もう一匹も突然昇天、、、
え、なぜ?しかもいきなり、、というか意味がわからない。。
2018/09/04 最後の一匹も昇天、、、
もう何もわからなくなって、真っ暗な気分になりました。水質も問題ないし、、、
購入したお店にいっていろいろ聞く。
* 餌を食べないのは、餌に問題があるから?
→お店の人曰く、それはないらしい。体調が悪いから餌を食べない、という順番が正しい考え方とのこと。ちなみに、乾燥よりも冷凍赤虫
* バクテリアに関して
→ゼロからの立ち上げの場合、バクテリアが安定するには1ヶ月半くらいかかるらしい
* 餌は乾燥よりも冷凍赤虫のほうが食いつきが良いよ
→なるほど。これを購入
クリーン赤虫 ミニキューブ 40g 1枚 冷凍飼料 キョーリン エサ スリーステップ殺菌・ビタミン含有冷凍フード おすすめ
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* 水温は、数日30℃になるくらいなら、個体差はあるものの大丈夫なはずとのこと
→今年の夏は異常な暑さだったが、ほとんど水温など気にしたことなかった。エアコンの効いた部屋に水槽を置いてはいるものの、外出時や夜間は30℃を超えることがありそう。
ということで、2回めの挑戦まとめは、水質が安定しきらない時にすぐさま、3匹迎えてしまったこと、そして暑さ対策ができていなかったこと、ではないかなと。多分。